任天堂 山内溥社長 退任の考えを示す

2002/02/23の読売新聞からの情報。読売新聞者の取材に対して、任天堂の山内溥社長が「株主総会までに辞めるつもりだ」と話したそうです。(一般的に株主総会は6月)

ただし、読売新聞以外で同様の情報が得られず、同新聞内でも取材中に述べた内容として記載していることから、2002/02/25現在では正式発表された情報ではないので、ご注意ください。

ニュースの感想

前の日の2002/02/22はマイクロソフト社の「Xボックス」が発売されたので、週末は「プレステ2の対抗馬になるか?」といったニュースを多く見ました。その手の話はゲーム主体のサイトに任せて、今回は山内社長退任の感想を書きます。

説明するまでもなく、山内氏は1949年に社長に就任し、花札やトランプの老舗だった会社を「ファミリーコンピュータ」で家庭用ゲーム機の世界的企業に育てた方です。むしろ「家庭用ゲーム機」という分野を作り出し、現在の若手開発者が情報産業へ進む原点を考えると、多大な影響を与えて頂いた方と言っても過言ではありません。

しかし、その若手開発者の多くは、経営や販売に関する興味・関心が薄いと私は考えます。それは言い過ぎとしても、尊敬や憧れの対象とは考えていない方が多いと思います。まあ、生産より経営に興味がある開発者というのは変ですけどね・・・。

ともかく、仕事上で「若手」と分類される範囲では、その枠から出ていないからこそ「若手」と呼ばれるのも事実です。逆に言うと、経営側が尊敬を集めるイメージでは、間違った運営であるとも言えます。だからこそ素晴らしく、開発者としてのカリスマ性がない反面、経営者としての先見性とイメージ作りに徹している事に尊敬しております。

残念ながら年齢を考えると退任はしかたないと思いますが、正式発表ではありませんので、ユーザの1人として、まだまだ期待しています。

追記

任天堂は2002/05/24に、山内溥社長が2002/05/31付で取締役相談役に退き、後任の社長には岩田聡氏、会長には浅田篤氏が就任することを発表しました。53年間、お疲れさまでした。